アルハンブラ宮殿はスペイン南部にあるアンダルシア州のグラナダの丘の上に建てられています。
この建物のイスラム王朝時代に建築がはじまったので
イスラム建築にならって、中庭を囲むように建物が配置され、モザイクタイルなどの装飾が施されています。
人気の観光地&歴史的建造物ということもあり、
入口のセキュリティはX線検査と、場合にはパスポートの検査もあるので、かなり厳重です。
スペインは夏場非常に暑いため、少しでも涼めるように中庭に水場を設けて涼めるようになっています。
このパティオに面している建物は、一夫多妻制だった時代の王様の奥さま達のお部屋だそう。
公平に扱うことができれば4人まで奥さんを持っても良かったのですが、
例えば一人の奥さまとこのパティオでイチャイチャしてたら
すぐに他の奥さまに見つかって王様は怒られてしまった…なんてこともあったかもしれません。
壁の装飾は、漆喰の壁に、模様が描いてある型板を判押ししたものと
色の着いた細かいタイルを組み合わせたモザイクタイルがとっても綺麗です。
漆喰の壁に書かれている蛇みたいなにょろにょろは、神様への言葉が書いてあるそうです。
ネコに見えますがライオンです。こちらは先ほどとは違う中庭。
ライオンちゃんから流れているお水はポンプを使用していません。
丘の上に建つこの宮殿は、自然の山の雪解け水などを水道橋から引っ張ってきて
高低差を利用して宮殿いたる所に水が噴き出すように造られています。
朝方まで雨が降っていたので、霧で旧市街は見えませんでしたが
きっと王様も、この宮殿から見渡せる美しい市街地を見渡していたに違いありません。
アルハンブラ宮殿すっっごく広いので半日だけではゆっくりまわれませんでした(残念)