グエル公園はバルセロナにあり、1984年にユネスコの世界遺産に登録されました。
もともとは公園ではなく、グエル伯爵とアントニオ・ガウディの夢が作り上げた60軒の分譲住宅の予定地でした。
二人は、工業化が目覚ましいその時代に、自然と調和を目指した分譲住宅地を造ろうとしていました。
しかし実際に売れたのはたったの2軒。
それも、1軒はこの分譲地をガウディに依頼したグエル伯爵。
もう1軒はガウディ本人でした。
グエル伯爵の没後、市の公園として寄付され、今のグエル公園となっています。
公園自体は無料ですが、ガウディが手掛けた建物がある部分は有料です。
さすが観光地!商売がうまい!
ガウディ建築の特徴は、やはり自然をモチーフにした建築物。
インフラの整備もガウディが手掛けており、この馬車道もまるで洞窟がそのまま道になったかのような印象。
歩道部分の天井は鋭利な今にも落ちてきそうな感じ。
ガイドさんは「ケガしたくないから僕はあんまり通りたくない(^^)」と言っていたので、やはりちょっと危ないみたいです。
これは分譲地に住む人々のための市場になる予定だった建物。
屋根部分が先ほどの馬車道がある所からの地面(GL)なので
土の中に市場の部分が掘られている感じ。
経年劣化により屋根が腐ってしまって現在補修中なので、今は市場内部にはいけません。
市場の屋根付近には大きく口を開ける獅子。
雨が降った時には、ここから雨水を排水します。
グエル公園で一番人気のトカゲちゃん。もしくはドラゴン。もしくは…?
見る人によって色々に見えます。
鮮やかなモザイクタイルがとてもキレイです。
ガウディの建築はすべて自然にある動物や植物、海や森をモチーフにした物ばかりです。
この圧倒的な個性の建築。とってもシビレますね!