こんにちは。
前回のブログ『丁寧できれいな基礎工事って??』では、
コンクリートを打つ前の鉄筋の部分の
重要なこと、知って頂きたいことを
書いてみました。
そうそう、コンクリートは「打つ」とか「打設」するといいます。
『コンクリートを打つ』と言っても、
野球のようにボールをバットで打つように
コンクリートを棒やトンカチで実際に打つわけではありません。
型枠にどろどろのコンクリートを流し込み、
充填していくことを「打つ」とか「打設する」と言います。
つい数十年前は、竹や木の棒で
コンクリートがしっかりと充填できるように
上から突いて、締め固めていました。
その様子から、上から突く、上からたたく、
打つ、打設するになったものと思われます。
専門的な表現では、流し込むと表現するのも
本当はNGなのですが、わかりやすく書いてみました。
今日はコンクリート打設の状況を
お伝えします。
青山の家の基礎はちょっと特殊です。
大手ハウスメーカーさんや多くの工務店さんが
普通に基礎のコンクリートを打つとなると
底盤部分と立ち上がり部分を分けて
2回でコンクリートを打ちます。
でも、そうすると、打ち継ぎ目が出来て
そこから水や空気が入り込み、
中の鉄筋がさびてしまい、
地震の時に折れる原因にもなります。
鉄筋コンクリートの寿命は
中の鉄筋がさびる時と言われています。
青山の家のコンクリート打設は
総合建設業で培ってきた技術と根拠をもとに
大変ですし難しいことですが、1回で打ち上げます。
そうすることで、一枚岩のように
頑丈で強固なコンクリートの基礎が出来上がります。
基礎は出来上がったらなかなか
見えません。
見えないところだからこそ、
そして、『基礎』という名前だからこそ、
しっかりと考えて施工することが大切です。
基礎は
①鉄筋の前の地面の仕上げと防水対策
②決められた配筋が出来ているか?
ラップ長、鉄筋径、開口補強筋など
③基礎マイスターのように丁寧な施工か
④基礎のコンクリートは1回か、それとも2回打ちか?
⑤コンクリートはしっかりと締め固めて打設されているか?
などなど、言い出せば切がございませんが、
以上の様な部分をチェックしてほしいと思います。
それらがすべてクリアされると
綺麗な基礎が顔を出します!
皆さんに基礎の大切さを
知って頂ければ嬉しいです。